XHTML+CSSデザイン 基本原則、これだけ。

桜舞い散るこの時期にMdNさんから「XHTML+CSSデザイン 基本原則、これだけ。」という書籍を出しました。今回の書籍は、アンカーテクノロジーの神森勉さん、i81の小林信次さん、そして矢野りんさん、それに私の4名での共著になっております。

XXHTML+CSSデザイン 基本原則、これだけ。

肝心の内容はといいますと…。

本書は大きく分けると、Webを提供するにあたっての考え方、HTMLの基本と実践、CSSの基本と実践の三つにわけられます。
前半は、いまどきWebサイトを提供するにあたってどういうことを考えておくべきか、などといった事をさらりと解説しています。中盤は、CSSをどうこうする前に必要なHTMLそのものについて考え方や実際の書き方といった部分を取り上げ、後半でCSSについても考え方を含め基本的な手順や記述例をいれて解説しております。

Webサイトは今や「テキストや画像といった情報がただ載っていればいい」という時代ではなくなってます。いろんな環境においてもできる限り分け隔てなく同じ情報を提供する、サイトを訪れるユーザーのさまざまな目的や提供側の目的などを考えながらWebサイトを構築していく、Webページとして情報を提供するということが必要とされています。

人や検索エンジンが見てもわかりやすく、かつ使いやすいものにできるかどうかは、ただテキストや画像をちょこんと置いてあってもダメです。つまり、掲載された内容に対して情報としての意味を持たせるためには、HTMLを的確に記述しなければならないということです。それが結果としてさまざまな環境や多様化するデバイスに対してのアクセシビリティの向上、そして検索エンジン対策の面でも効果がでてくることになり、Webサイトそのものの本当の意味での価値が出てくると言えるでしょう。

ただそうは言っても、パソコン用のブラウザで見る場合など、ユーザーの視線の誘導といった部分で見た目の装飾(色付けたり、画像を使ったり)もしておかないと伝わるものも伝わらないこともあります。HTMLには文書構造だけを記述し、見た目の装飾に関わる部分はCSSを使って用意する、というやり方が本来あるべき姿であり、ここ数年の間でようやくそれが現実的なものになってきました。CSSを使った装飾というのは、ポイントさえ押さえておけばさほど難しいものではありません。基本を抑えて、あとは応用するだけなのです。

現在、本屋さんの店頭にはHTMLやCSSについて書かれた書籍が一杯並んでいます。しかし、その多くは小手先のテクニック集であったり、ツールの使い方であったりと、実際のWeb制作の業務に就いてる方やこれから学んでいこうという方に対して書かれたものも多く、そこに用いられている言葉の一つ一つもまた難しく理解が進まないんじゃないかな?、と常々考えておりました。

最近になってブログのツールを使ったり、専用のCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)を導入し、それを使って本業ではない企業のご担当者の方が直接コンテンツを編集し公開する機会も増えていると思います。CMS使ってれば何でもうまいこと自動的に処理されるというのはシステム的な話であって、そこに掲載される情報についてただ適当に書いてしまっていては意味がありません(というかもったいない、いろんな意味で)。

そこで、本職として従事している方はもちろん、本業の片手間に更新作業を行わなければならないような方でも、いまどきWebサイトを提供するためにはどういうことを考えながら、どのようにHTMLを書いておけばよいのか、またどのような手法で装飾をしているのかということを、できるだけ平易な言葉を用いて解説したものが本書になります。用語として説明の必要がありそうな言葉、いろいろな考え方がありそうな表現については、大体脚注として脇に記載しております。

Web制作をされている方もCMSを導入して納品し、後は企業のご担当者におまかせというスタイルも多いかもしれません。そこでHTMLのことやその書き方だのという、本業ではないとある意味どうでもいいと思われてしまうことを説明したり、更新マニュアルなどを作ったりする必要もあるはずです。そんな時はこの一冊を併せてお薦めしていただければうれしいな、というか、少しぐらいお役に立てるのではないかと思います。

本書は小手先のテクニック的なことを紹介したものではなく、もう少しWebデザインの根本を考えてサイト作りを実践するための読み物に近い一冊です。「はじめに」にも書いておきましたが、これ一冊ですべてまかなえるほどWebの世界は浅いものではありません。次のステップには次のステップに最適な書籍というものがあると思います。

いまどきのHTMLやCSSを使ったWebデザイン、Webサイトを提供するということについて知ってもらう最初の一冊になれば幸いです。

http://www.mdn.co.jp/content/view/5419/(一部PDFあります)

なお、この場を借りて、ギリギリまで修正などに対応いただきましたMdNの泉岡さん、ピーチプレス芹川さんにお礼を申し上げます。

Tags: , , , , ,

   

Comments are closed.


Performance Optimization WordPress Plugins by W3 EDGE