Webデザインってなんでしょうね?(笑)

なんかこちらの記事が燃えあがるほど人気のようです。なにやらマーケティング専門の方が Webサイトにデザインなんて関係ないぜ!すべてはプロモーションとコンテンツ次第なんだぜ! と豪語されていたことに対する反論のようですが…。

webdesign

んと、人間っていうのは、自分の置かれてる立場や得意とする分野を中心として(良きものとして)考える癖がありますからね。おそらく皆さんそうではないでしょうか。自分の意見と反対のことを言われると「カチン」ときてしまう。

そこで「脊髄反射的に反応する=どうしても自分の視点からの意見だけを述べてしまう」のであまり良くありません。むかつきながら書いたメールは一晩おいて読み直しましょう、ってよく言いますね。

まぁまぁ短絡的に反論するのはあまり良くないです(笑)。

なぜWebサイトの視覚表現が必要なのか?

Webデザイナーさんの中には見た目を作ることが仕事の方もいらっしゃるでしょうし、そう思ってらっしゃる方も多いかもしれませんが、ここに書かれている「Webデザイン」という言葉は、Webサイトの見せ方、視覚表現という意味に寄ってますよね。まぁ、冒頭にあるように言われたことに対する反論でしょうから仕方のないことかもしれませんが。

でも、Webデザインっていう言葉の取り方はいろいろあります。

こちらに「Webサイトのデザインを重要視している」という調査結果が載っていますが、そもそも調査というのは何かしらのバイアスがかかりやすいもので鵜呑みにはできません。「%」で書かれたりすると多そうでも、単位を変えてみるとあまり多くないってこともありますからね。その辺は注意深く裏を読み取りつつ数字をみないと騙されます(笑)。

これってナビゲーションとかも含めた全体の使いやすさ、情報へのアクセスのしやすさも含んでますよね、おそらく。「結果的には半々じゃん」といってしまえばそれまでですが(笑)。ちなみにその元ネタのインフォグラフィックを作ってる「KISSmetrics」ってのは有名なアクセス解析の会社で、この会社のブログ結構面白いです。

Webサイトの視覚的な演出やレイアウトは、利用者にそのブランドやサイトを覚えてもらいやすくするひとつの方法です。利用者に印象付けるためには、サイトや会社のロゴがあったりサイト全体の統一感、わかりやすさや使いやすさが必要になるでしょう。最終的に利用者が持っていた目的を達成できた場合、結果的に再訪問につながる、と。

現状、利用者の多くが視覚的に閲覧できるWebブラウザを使っているわけですから、掲載された情報をわかりやすく伝えるため、サイトをスムーズに使ってもらうためには、こちらのブログに書かれてるところのデザインしたりレイアウトしたりが必要ということになります。

視覚表現うんぬんの前に「利用者が何を求めてるのか」と

さて、サイトを訪問してくれる利用者の皆さんの目的はなんでしょうか? キレイなサイトを見るためでしょうか? ファッションブランドやアーティストのサイトなど、サイトの内容によっては「世界観を確認したい」「脳みその中で体感したい」といったこともありますが、多くの場合は「そのサイトにしかない情報を入手したいから」ですよね。前述したブランドサイトなどは、言葉よりもそういった視覚情報の方に重きが出てくるだけ、と。

ちょっと余談ですが、こちらのサイトにはCSSを無効にした英語のサイトのキャプチャが貼ってあります。読者の皆さんの多くは日本人で、残念ながら英語が苦手の人が多い。これ見たら「やっぱり、どんなWebサイトだったか、を説明するのは難しい」と思いこんでしまいますね(いや、サンプルなんでしょうけど 笑)。

余談はそれぐらいにして。

利用者が求める情報がそこにしかなければ、最悪CSSが外れた素のテキストであっても人は読むでしょう(面倒くせーなって気持ちはあったとしてもw)。映画のサイトなど、視覚偏重なサイトがiPhoneユーザーに嫌われる理由は、必要な情報にアクセスできないからですよね。せめて上映劇場リストぐらいテキストで出せば、多少印象も変わるものを(どうせ意味もなくポップアップするんだから 笑)。

例に挙げてあるようにCSSを外した状態になってしまうのであれば、Webサイト全体の構造的な意味でのデザインが必要になります。段落の区切りもないテキストの羅列だとわからないので、情報へアクセスしやすくかつ意味が伝わるような正しいマークアップが必要になる、と。これもWebデザインのひとつですよね。

仮にCSSが効かないちょっと前の日本の携帯電話なんかでアクセスしても、データサイズさえ超えなければ最低限必要な情報だけは取得できます。こういうのもひとつのアクセシビリティですからね。

震災当日なんて、非力な携帯端末でいろいろな情報をかき集めようとして苦労された方も多いんじゃないでしょうか? そういう面への配慮がないから「Flashうぜー」とか「過度な装飾なんか要らねー」って言われるんですよ。

こないだも書きましたけど、ReadabilityみたいにWebサイトから視覚的な要素を取り除いて本文だけを読むような技術も既にありますからね。変なことばっかするからそんなのが出てくるんです。

とはいっても、やっぱり視覚表現は大事なわけです

CSSを取っ払うって話は極端ですが、ブラウザが最低限のCSSを適用しているような状態は、お世辞にも情報がわかりやすく取得できるとは言えません。

なので、いまどきのWebサイトのように混沌とした情報をわかりやすく利用者に伝えてその目的を果たしてもらったり、提供側のビジネス目的を果たすためには、適切なデザインやレイアウトといったものが必要になってくるわけです。

視認性を高めるためには、利用者が読みやすい文字の大きさや配色であった方が良いでしょうし、画面サイズが固定されている場合などは適切なスペースがあった方が情報の区切りなどがわかりやすいということになります。

「色のはたらき」は、国や文化などでそれぞれが持つ印象もちょっと変わってきますのであれですが、うまく使えばより効果的に情報を伝達することができるでしょう。そういうことを踏まえつつ、ターゲット層にあわせてサイトの視覚表現を作り上げていった方がより効果的ですよね。

ちょっとサイトを見る側の立場で考えてみましょう。サイト全体に流れるテイストがとんちんかんだったり、自分に合わなかったら、それは「なんか違うな」ってことになりますよね? 人間って、大概これまでの経験を基にして自分の中にイメージを持っている生き物ですので。

たとえば「Rock」をイメージするサイトで使われている書体が、スクリプト系の筆記体だとちょっと違うな…、とか。どちらかと言えば太いゴシック体(しかもかすれてたり)みたいな荒々しいイメージを目にしていることが多くて、それを脳みそのどっかに記憶しているんじゃないか、と。

どうすればより効果的に伝わるか、知らなきゃいけないことは一杯

Webサイトを作るからってWebばっか見ててもダメなんです。利用者の多くはネットにどっぷりなわけではありません。雑誌をみたりテレビをみたり、街を歩けばその辺の広告や商品のディスプレイが目に入るわけで、ネットじゃない部分でいろいろなものを目にする時間の方が多いかと思います。

Webサイト内の視線の動きとかいろいろ言われることもあります。ある程度のパターンはあるにしても、実のところは目の前にあるものしか見えてません(当たり前かw)。「そこにあるじゃん」って言っても、見えてないひとには見えてないんですよね。

じゃあ「そのような見落としを少なくするためにはどうしたら良いか?」「 サイト内の言葉遣いはどうしたら良いか?」「押させたいボタンを押させるにはどうしておくと良いか?」ってことを考えないといけないわけです。

これは単純にキレイだからいいか、というとそういうわけでもないでしょう。キレイなだけで失敗しているサイトも結構ありますよね。キレイなんだけど意味分からない、とか(笑)。プロの目からはダサく見えるものでも、それで理にかなっていたり成立するものだってあります。

Webサイトを作ることって、実際に利用者の目的が果たせたり、提供側のビジネス上の目的が達成できるようにすることですから、「Webデザイン=視覚表現」と乱暴に括ってしまうのはあまり良くないかな、と思いますよ。

では、最後に「Design Principles」でも。

Tags:

   

Comments are closed.


Performance Optimization WordPress Plugins by W3 EDGE