<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <rss version="2.0" xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/" xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom" xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/" xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/" xmlns:xhtml="http://www.w3.org/1999/xhtml" ><channel><title>gaspanik weblog &#187; publishing</title> <atom:link href="http://blog.gaspanik.com/tag/publishing/feed" rel="self" type="application/rss+xml" /><link>http://blog.gaspanik.com</link> <description>beat one&#039;s brain</description> <lastBuildDate>Thu, 15 Dec 2011 23:53:18 +0000</lastBuildDate> <language>en</language> <sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod> <sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency> <generator>http://wordpress.org/?v=</generator> <xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.gaspanik.com/tag/publishing/feed" /> <atom:link rel='hub' href='http://blog.gaspanik.com/?pushpress=hub'/> <cloud domain='blog.gaspanik.com' port='80' path='/?rsscloud=notify' registerProcedure='' protocol='http-post' /> <item><title>今度は電子書籍（HTML5とかePub）で</title><link>http://blog.gaspanik.com/ebook-made-by-html5-on-active-college</link> <comments>http://blog.gaspanik.com/ebook-made-by-html5-on-active-college#comments</comments> <pubDate>Fri, 11 Nov 2011 06:01:00 +0000</pubDate> <dc:creator>[cipher]</dc:creator> <category><![CDATA[articles]]></category> <category><![CDATA[notice]]></category> <category><![CDATA[scribbling]]></category> <category><![CDATA[works]]></category> <category><![CDATA[ebook]]></category> <category><![CDATA[epub]]></category> <category><![CDATA[publishing]]></category> <category><![CDATA[webdesign]]></category><guid isPermaLink="false">http://blog.gaspanik.com/?p=6666</guid> <description><![CDATA[今回のこの講座では電子書籍界隈の基礎知識から、HTMLをベースとした実際の制作手法、他のフォーマットへの変換などを解説します。出版関係の皆さんはもちろん、現在Web制作をおこなっている皆さんも新しいビジネスのひとつとして、世の中の動きに乗り遅れないように今のうちから準備をしてみませんか？]]></description> <content:encoded><![CDATA[<p>先日告知したアクティブカレッジさんでの「HTML5基礎講座」も無事に終わりました。受講いただいた皆様、ありがとうございました。さて、舌の根も乾かぬうちにといいますが、来たる11月16日（水）に今度は「<a href="http://bit.ly/vJlr29">HTML5とCSS3で作る電子書籍</a>」という講座が開催されます。</p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2011/11/activecollege-ebook.png" alt="activecollege-ebook" title="activecollege-ebook" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-6665" /></p><p>「電子書籍が売れてない」だの「Amazonがついに日本に」だのと話題も出ておりますが、世の中いろいろと移り変わっておりましてね。</p><p><span id="more-6666"></span></p><h3>どんどん、ePubへの流れが加速中なんです</h3><p>最近の話題だと、あのYahoo! JAPANさんが電子書籍フォーマットのグローバルスタンダードともいえる「ePub」形式を採用されて「<a href="http://bookstore.yahoo.co.jp/">Yahoo! ブックストア</a>」をオープンされましたし、オンラインショッピング大手の楽天さんもカナダの「<a href="http://www.kobo.com/">Kobo</a>」という会社を買収されました。Koboで読めるフォーマットは、PDFとePubだったりします（もちろんHTMLとかも）。</p><p>再生デバイスが限られる特殊なフォーマットで電子書籍を展開する場合、その売り上げは市場に出ているデバイスの規模に左右されます。つまり、現状の流れとこの先の未来を見据えた場合、専用のリーダーがいらない（というか、好きな環境で読みやすい）ePubを採用し、HTML5を採用した「ePub3」に照準をしぼるのがいいのではないでしょうか。津田大介さんも最近メルマガをePubで配信されていたりもしますね（笑）。</p><h3>次の未来も見据えてね</h3><p>ePubの中身はほぼHTMLですから、この先遠くない未来にWebブラウザで閲覧するような時代が来ても大した問題ではありません。それを流用すればいいだけの話です。前出のAmazonも現在はオリジナルのフォーマットを採用していますが、Kindleの次期フォーマットは「<strong>HTML5とCSS3</strong>」がベースとなるようです。</p><p>ePubの自体はツールを使って変換することもできます。でも、ツールを使ったからといってそのまま使えるわけではなくて、やはり人の手で多少修正する必要もあります。電子書籍制作には、「<strong>デバイスへの対応を含めた最先端のWebサイト制作の知識やテクニック</strong>」も欠かせません。</p><p>今回のこの講座では電子書籍界隈の基礎知識から、HTMLをベースとした実際の制作手法、他のフォーマットへの変換などを解説します（あ、もちろんハンズオンです）。出版関係の皆さんはもちろん、現在Web制作をおこなっている皆さんも新しいビジネスのひとつとして、世の中の動きに乗り遅れないように今のうちから準備をしてみませんか？</p><p>&rarr; <a href="http://bit.ly/vJlr29">詳細、受講のお申し込みはこちらから</a></p> ]]></content:encoded> <wfw:commentRss>http://blog.gaspanik.com/ebook-made-by-html5-on-active-college/feed</wfw:commentRss> <slash:comments>0</slash:comments> <xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.gaspanik.com/ebook-made-by-html5-on-active-college" /> </item> <item><title>こないだの話の続きなんだけどね</title><link>http://blog.gaspanik.com/continue-future-of-ebooks</link> <comments>http://blog.gaspanik.com/continue-future-of-ebooks#comments</comments> <pubDate>Tue, 08 Jun 2010 10:15:59 +0000</pubDate> <dc:creator>[cipher]</dc:creator> <category><![CDATA[articles]]></category> <category><![CDATA[scribbling]]></category> <category><![CDATA[apps]]></category> <category><![CDATA[epub]]></category> <category><![CDATA[ipad]]></category> <category><![CDATA[magazine]]></category> <category><![CDATA[publishing]]></category><guid isPermaLink="false">http://blog.gaspanik.com/?p=3321</guid> <description><![CDATA[こないだのWiredの話、何てこともなくただボクが思ってることをツラツラ書いてみただけなんですが、Tweetやブックマークなどで思いの外反響があったようでして…、お読みくださった皆様ありがとうございます。 で、実はあの話 [...]]]></description> <content:encoded><![CDATA[<p>こないだの<a href="http://blog.gaspanik.com/future-of-digital-publishing">Wiredの話</a>、何てこともなくただボクが思ってることをツラツラ書いてみただけなんですが、Tweetやブックマークなどで思いの外反響があったようでして…、お読みくださった皆様ありがとうございます。</p><p>で、実はあの話は前振りというか続きがあるので、今日はその残りとなりそうな話を書いてみようかと思います。例によって長いです…（笑）。</p><p><span id="more-3321"></span></p><h3>電子出版につきまとうもの</h3><p>iTunes Storeを見ていると、Wiredのように単発のアプリケーションとしてリリースされている既存の雑誌は日本でもいくつか出ています。各号がひとつのアプリなのでこのまま続けば毎号買うというスタイルになる、と。</p><p>このような電子媒体はひとつのデバイスで閲覧すると割り切れればいいのですが（もしくは単一のプラットフォームでしか提供されない。それが良いのか悪いのかはおいといて）、時と場合によってはiPadで買ったものをiPhoneや携帯電話で読みたいということもあります。</p><p>そこが問題なんですよね。「別のデバイスになったら、また同じ値段で同じモノ買うの？」って話になってしまいます。おそらく提供側の方もこの辺の問題が一番困ってるんではないかと思われますが、いかがなもんでしょうか。</p><p>現実的に考えれば、ユーザーアカウントや購入履歴は自分トコで保持しておいて、それをもとにデバイス毎のデータのダウンロードを許可するっていう形になるのでしょう。AmazonのKindleやO&#8217;reillyが既に採ってる方法ですね（※O&#8217;reillyはEpubをリーダーで読むとかPDFをダウンロードさせる形）。</p><h3>雑誌で同じ形をとってるZinio</h3><p>そこで雑誌でその形態をとってるトコないのかな？って海外に目を向けてみたら「<a href="http://www.zinio.com/">Zinio</a>」っていうところがありました（国内だと電通さんの「MAGASTORE」とか、いきなり落ちてる「ビューン」なんかがこの形態になるのでしょうか）。</p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2010/06/ziino-00.jpg" alt="ziino-00" title="ziino-00" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-3309" /></p><p>iPhoneやiPad向けには「Zinio」というアプリ、ブラウザで読むのはFlashのサイト、デスクトップ用としてはAirアプリが提供されています（FlashもAirアプリも使い勝手悪いです…）。</p><p>iPhoneとiPadのアプリケーションは、オンラインストアのフロントと書籍の検索ができるブラウザにPDFリーダーを内蔵した形。KindleやStanzaみたいなもんです（余談ですが、Stanzaは最近日本語のPDFやePubなんかにも対応しています）。</p><p>起動すると数ページが立ち読みできる雑誌などが並んでいます。</p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2010/06/ziino-01.jpg" alt="ziino-01" title="ziino-01" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-3310" /></p><p>こんな感じの画面で購入したい雑誌を選んで、と。</p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2010/06/ziino-02.jpg" alt="ziino-02" title="ziino-02" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-3311" /></p><p>リンクをクリックすると、Safariが立ち上がってZinioのサイトに繋がり購入画面がでるのでそこでチェックアウトする形です。購入した雑誌は、各アプリのライブラリに表示されます。その段階ではまだデータがダウンロードされてないので、タップして雑誌を開くと数分でデータがまるっと落ちてきます。</p><p>このあたりはOZ magazineみたいに細切れでダウンロードさせてるのと違うトコですね（iPadの通信をのぞき見してみると面白いですよ 笑）。</p><p>書店の本棚を眺めてから購入までのステップ、読むまでがこのアプリケーションでほぼ完結するわけですね（※購入操作はSafariになりますけど）。最後に開いていたページは記憶しているので同じデバイスなら続きを読むのも問題ないですし、一度ダウンロードしたデータはもちろんオフラインでも読めます。</p><p>でね、話の本題はここからなんですよ（笑）。</p><h3>なんだこりゃ。異常にキレイなんですけど…</h3><p>日本の雑誌のアプリケーションもいくつか見てみましたけど、同じようなPDFベースっぽい作りであってももろもろの質が違いすぎます（※いまはお試し版とかで無償だったりするのでセーブしてあるのかもしれませんが）。</p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2010/06/ziino-07.jpg" alt="ziino-07" title="ziino-07" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-3316" /></p><p>書体はライセンスの関係もあるでしょうし、こちらは欧文なのでフォントの埋め込んでもデータサイズが抑えられたりとかいろいろあるのかもしれませんが、拡大するともわっとしてしまう国内の雑誌とかとは明らかに出来が違うという…。</p><p>本文に限らず広告なんかの写真もそこそこの拡大には耐えられる品質で、Wiredや他の雑誌アプリ同様ムービーやイラストが拡大できるものもあります。</p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2010/06/ziino-03.jpg" alt="ziino-03" title="ziino-03" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-3312" /></p><p>スワイプしてページをめくるなんてこともできますが、購入した雑誌の目次にはちゃんと該当ページへのリンクも埋め込まれてますし、文中であろうが広告だろうがちゃんとリンク済み（というか、PDFベースならリンク入れるぐらいは屁でもないことですからね、数の問題はあるけどｗ）。</p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2010/06/ziino-08.jpg" alt="ziino-08" title="ziino-08" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-3317" /></p><p>数冊買って比べてみましたが、雑誌データの基本仕様は共通していて、ページを開いてる時に目次の表示をおこなえばすべてこの形の目次が表示されます。</p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2010/06/ziino-09.jpg" alt="ziino-09" title="ziino-09" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-3318" /></p><p>下のサムネイルをスワイプしてページ探すのは面倒だし、目次だけ見てもわかんないときはちゃんと見開き単位のサムネイルから目的のページに飛ぶこともできると。</p><p>いやいやちゃんとできてます。</p><h3>権利の問題とかあるかもしれないけど、テキストの抽出は必須かな</h3><p>また、すべての雑誌が対象というわけではありませんが、記事のテキストは「Text」ってボタンをタップすればそれだけを抽出して読むことができるようになってます。</p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2010/06/ziino-04.jpg" alt="ziino-04" title="ziino-04" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-3313" /></p><p>上の地図みたいに写真やイラストの上に文字が載せられたりするデザインだと読みにくいですからね…。紙だと目を近づけてとかできるんですが（デジタルでも拡大して品質が保持されるのであれば別ですけどね）。</p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2010/06/ziino-05.jpg" alt="ziino-05" title="ziino-05" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-3314" /></p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2010/06/ziino-06.jpg" alt="ziino-06" title="ziino-06" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-3315" /></p><p>で、このテキストはそのまま全文とサイトへのリンクをいれたメールとして友達に送信することもできます。友達に「今度ココ行こうぜ」とか「これ良くね？」みたいなメールもできるし、下手したらその人が雑誌を購入するかも知れませんもんね。</p><p>テキストの抽出はOZ magazineさんも同じような仕組みをとられてますが、権利の問題なんかもあるのでしょうかメールはできません。</p><h3>で、同じことをSafari 5もやってきた！</h3><p>話は突然変わりますけど、今日はiPhoneの新しいモデルとWebブラウザ「Safari」の最新バージョン5の発表がありました。iPhoneにはiBooksも使えるようになるみたいですが、驚いたのはSafariの方です。「Safariリーダー」なる機能が追加されたのはいいんですが、これがまさにそれ（笑）。</p><p>RSSなどを使ったフィードを配信しているサイトはそのままRSSリーダーを起動する、フィード配信に対応していないサイトではURLの入力欄右に表示される「リーダー」のリンクを押すと、この雑誌のように本文のテキストを抽出する仕組みになってます。</p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2010/06/zinio-10.jpg" alt="zinio-10" title="zinio-10" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-3360" /></p><p>ほらね。同じでしょ…。メールもできるしプリントもできると。Webもいろんな余計なものがあったりで、どこを見て良いのかわからなかったりしますからね…。</p><p>もはやどんなに頑張って作った視覚的な演出や画像表現なんて無視されるわけです。大事なのはテキストが抽出できるかどうか。いやそれはそれで全然構いませんが、これからのことはいろいろ考えなければいけませんね。</p><h3>結局、読みたいデバイス、読みたいフォーマットなのかな？</h3><p>とまぁ、ちょっと話はそれましたが、Webにしても電子雑誌にしても閲覧者が最終的にそこに何を求めてるのか、なんですよね。固定されたフォーマットで読むことを望んでるのか、RSSリーダみたいにテキストと必要に応じたリンクだけなのか。</p><p>通販カタログみたいなものをテキストで並べられてもそれはそれで困りますが（笑）。内容如何で最適な見せ方はあるわけですから一概には言えませんが、提供側のこだわりは場合によっては余計なおせっかいに感じることもあります…。</p><p>このZinioは、機能を限定しながらちゃんと読み手のことを考えられて作られている電子雑誌のビューアーであり、それに最適化されて記事が読めるって感じで素敵です（少なくとも現時点でのボクの感想ですが）。</p><p>やはり、もうアカウントは別で持たせて配信するのはビューアー兼ブラウザみたいなアプリだけ、必要に応じて読みたいモノだけ購入みたいな形がいいのですかねぇ…。ビューアーの使い勝手に左右されますが。さてさて、どうなっていくことやら。</p><p>ボクはすごく雑誌を買う人なので、良い方向に転がることを期待しています。</p><p>＃ちなみになんでこんなにあれこれ考えてるかって言うと、ボクが雑誌を出すことはないにしてもこの類のインターフェイスを考えなければならない可能性はゼロではないし、電子書籍のフォーマットとしては自分の書きたいものをやりたいような形で出してみたいな、って思ってるからです。</p> ]]></content:encoded> <wfw:commentRss>http://blog.gaspanik.com/continue-future-of-ebooks/feed</wfw:commentRss> <slash:comments>3</slash:comments> <xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.gaspanik.com/continue-future-of-ebooks" /> </item> <item><title>WiredとAdobeのアレに思うこと</title><link>http://blog.gaspanik.com/future-of-digital-publishing</link> <comments>http://blog.gaspanik.com/future-of-digital-publishing#comments</comments> <pubDate>Thu, 03 Jun 2010 04:29:09 +0000</pubDate> <dc:creator>[cipher]</dc:creator> <category><![CDATA[articles]]></category> <category><![CDATA[scribbling]]></category> <category><![CDATA[contents]]></category> <category><![CDATA[digital]]></category> <category><![CDATA[ipad]]></category> <category><![CDATA[publishing]]></category><guid isPermaLink="false">http://blog.gaspanik.com/?p=3209</guid> <description><![CDATA[かねてからiPadのようなタブレットPC向けに出ると噂だった「Wired」の電子版が、先日iPad用のアプリケーションとしてリリースされました。発売に際し掲載されたムービーなどを見た段階では、「おお！なんだこれは！？」な [...]]]></description> <content:encoded><![CDATA[<p>かねてからiPadのようなタブレットPC向けに出ると噂だった「Wired」の電子版が、先日iPad用のアプリケーションとしてリリースされました。発売に際し掲載されたムービーなどを見た段階では、「おお！なんだこれは！？」なんて思ってました（要は期待していたわけ）。</p><p><img src="http://content.gaspanik.com/wp-content/uploads/2010/05/ipadapps-wired.png" alt="ipadapps-wired" title="ipadapps-wired" width="450" height="253" class="alignnone size-full wp-image-3099" /></p><p>さて、いざ600円で購入してみると「はぁ…、なるほど」という感想しかでてきませんでした（笑）。だって「10〜20年前にあったCD-ROMコンテンツ？」みたいな感じなんですよね、正直なところ。確かに縦向き横向きのどちらでも見られるし、スワイプ操作でページはめくれるし、同じページ内でタップで写真を替えたりムービーが再生されたりします。</p><p>でも、やっぱりこれはただのデジタルコンテンツなんですよね…。<br /> というわけで、ちょっと今日はこの辺の話でボクが思ってることをツラツラと書いていきたいと思います。</p><p><span id="more-3209"></span></p><h3>Wiredのコンテンツの作られ方</h3><p>このWiredアプリが発売されて数日後、海外では既に「WiredのアプリはAdobeのツールで作られている」みたいな話が出ていました。</p><p>iPhone/iPad向けのアプリケーション開発に関するAppleとAdobeの間でのいざこざはご存知の方も多いかと。そもそもこのアプリ、元はといえばFlashベースで作られていたんだけど、いざ書き出したとしてもAppleにリジェクトされるからあらためてObjective-Cで作り直したという話。</p><p>そのWiredのアプリの容量は527MB、「ご、ごひゃく？」。たしかに中にはムービーもあるし大量の写真がありますので、その容量からコンテンツの作られ方が想像できるわけで…（中身を解析してる人もいます 笑）。ページの一枚一枚が画像…。</p><p>ページを拡大したり縮小したり、テキストを選択したりマークすることができるわけでもない。あくまでもiPadのようなタブレット型のタッチインターフェイスでインタラクティブに眺めるための電子コンテンツアプリケーションです。</p><p>だから「これ昔のCD-ROM？」っていう感想になってしまう。</p><p>パッケージとしてこの形が悪いわけではなく、提供する内容によってはもちろんありでしょう。でも、これじゃPDFを並べたのとたいして変わらないし、だったらタップでその場所を拡大できるPDFの方がまだましかなぁ…。残念賞（笑）。</p><h3>何度失敗すれば気が済むんですか？</h3><p>さらに昨日あたりで出てきたのがこのニュース。</p><blockquote cite="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1006/02/news022.html"><p>Digital Publishing Platformでは、同社の組版ソフト「InDesign CS5」で紙の雑誌用に作成したデータを電子コンテンツに変換できる。コンテンツはマルチタッチ対応にでき、音声や動画、スライドショーなどを追加することも可能だ。また、インタラクティブな広告を掲載し、広告へのアクセスデータのレポートを入手できるサービスも用意されている。</p><p><cite><a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1006/02/news022.html">Adobe、iPad向け電子コンテンツ作成ツール「Digital Publishing Platform」を発表</a></cite></p></blockquote><p>先のWiredもこれを使って作られているわけですが、果たしてそれでいいのか？と。まだモノが出てないので何とも言えませんし、別にAdobeさんの商売の邪魔をするつもりはないですが（笑）。</p><p>世の中にパソコンが普及し始めてからずっと見てきた人は、出版用のコンテンツをデジタル化するために歩んできた経緯を覚えてらっしゃる方も多いかと。</p><p>過去「QuarkXPressのデータをHTMLに」「InDesignのデータをFlashに」と、何度も似たようなことを繰り返しては失敗してるじゃないですか（笑）。正直いずれも成功したとは思えないし、それがうまく回っているのであれば今さら電子書籍だのが騒がれることじゃない。</p><p>たしかに出版用にフォーマットされた組版データをいろいろなデバイスにパブリッシュできるのはありがたいかもしれません（提供側からすれば）。即時性が求められるタイプの誌面では時間も費用も抑えなければならないでしょうし、カタログのようにパラパラ眺めるようなタイプのものには向いているでしょう。</p><p>でも、誌面のフォーマットを同じ形で変換して書き出すだけなら過去の繰り返しです。なんでこう同じ轍を何度も踏もうとするんですかね…。一昔前と違って技術や環境も大きく変わり、いろいろな意味で価値のあるコンテンツとして提供する手段はあるのになぁ…と思うわけです。</p><h3>いい加減、特定フォーマットにこだわるのやめません？</h3><p>雑誌の売り上げが減っているとか、休刊が相次いだりしています。紙という媒体では売れなくなってきたから、もう少し買いやすいように電子コンテンツとしても提供する。映像などの付加情報も付けられるしね。考え方としてはわかります。</p><p>でも、いつまで誌面という定型のフォーマット、それに最適化されたデザインを提供することにこだわってるんでしょう。誌面と同じ体裁で書き出されたものをパソコンや携帯電話をはじめとした閲覧側の見え方が異なったり、表示領域が狭くなりがちなデバイスで見たいと思います？</p><p>できれば、読みたいデバイスで読める文字サイズで文章とかは読みたいですよ。Webページを後で読むためにブックマークできる「<a href="http://www.instapaper.com/">Instapaper</a>」ってサービスでは、通常のWebページとしてだけではなく、いろいろなデバイスでも読みやすいようにテキストだけを抽出して読めるモードもあるぐらいです。</p><p>前述したような「眺めるだけ」に特化しているものならまだしも、雑誌は編集さんやライターさんが取材して丁寧にまとめらているものもあるし、中には永久保存版にしておきたいぐらいじっくり読みたい記事もあります。時には線を引いたり、付箋を付けたりしながらね。</p><p>本当に電子出版の市場を活性化させたいと思うのであれば、決められたフォーマットやデザインにこだわって提供するのではなくて、1ソースをマルチデバイスに最適化した形にリフォーマットしないとダメじゃないんですか？ クロスメディアってそういうことでしょ？ それは別にWebで提供するコンテンツに限った話じゃないと。もう昔とは違います。</p><h3>電子書籍って形だけど、うまいのはやっぱりAmazon</h3><p>そういう面でうまいなぁ…と思うのは、先行しているAmazonなわけです。Kindleのフォーマットで展開されるものはあくまでも「電子書籍」なわけで、PDFを並べただけやCD-ROMコンテンツの焼き直しのような電子コンテンツとは性格が違いますが。</p><p>購読者は常にパソコンの前にいるとは限りません。昼下がりにはソファに腰掛けKindleで読む、移動中の電車内ではiPhoneで続きを読む、と。Kindleの場合は、「WhisperSync」という自動的に読んだところを同期できる仕組みがあります。手元にデータがなければ、サッとダウンロードできる。</p><p>とある会社が始められるという電子貸本サービスでは、クラウド上のデータにアクセスして続きをホニャララみたいな謳い文句でしたけど、「クラウド」って言葉はともかく（笑）、外部にある小さなデータをデバイスに関係なくダウンロードしてきて読めた方が都合はいい。特にしばらく読み続けなければならない書籍であれば、なおのこと。</p><p>電子書籍を装ったアプリと電子書籍と呼ぶに値するもの、同じようにみえて中身はまるで違うのが現状ですね。</p><h3>いろんなデバイスの特性を考えた設計が必要ですよ</h3><p>ボクは紙の世界とデジタルの世界の双方を見てきてそろそろ20年弱になります（気付いたら長居してしまったｗ）。</p><p>紙の媒体を後からWebなどに展開する場合、出自の関係もあって紙の媒体を担当するデザイナーさんが元を作ることもあるでしょう。しかし残念ながら、それはWebという見た目が可変するデバイスに向けて考えられたデザインではなく、固定化された判型で考えられたデザインも多いものです（Webの人は紙の人を悪く言ったり、逆もまたありか、と 笑）。でも大体はWebやデバイスの制約をまるで考えられてないデザインを実装するWebデザイナーにしわ寄せが来る、というわけですね。</p><p>この先、電子書籍や電子コンテンツがどういう拡がりをみせるかわかりませんが、そろそろ紙媒体を専門にされてる方もそろそろデジタルのことやWeb、インターネットの特性、多様化するデバイスに特化したインターフェイス設計などもアタマに入れておきたいものですね。せっかく丹誠込めて作ったクリエイティブも、閲覧デバイスが変わった途端全否定されるかも知れませんから（笑）。</p><p>「餅は餅屋」という言葉があります。餅は餅屋でも、形が既にできあがった鏡餅を食べやすい板状の餅にするのは苦労します。できれば、餅米の状態から板状の餅を作らせてもらった方が手間も費用もかからないでしょう。</p><p>電子化したコンテンツを提供したいのであれば、いい加減元の素材を最初から別の生産ラインで流すようにした方がいいじゃないかと思います。もしくは、これまでそういうことを考えたこともない紙媒体のアートディレクターやデザイナーさんがもう少し勉強するか、です。もちろん、それは今までWebを専門にしてきた人も同じ。</p><h3>未来はどっちだ？</h3><p>デジタルが得意な出版社のことは心配はしていません。問題はそれ以外の出版社や代理店の皆さんの動きです。ツールを使えばボタンひとつで既存のデータを電子化して配信することは可能かも知れません。でも、「ほら、電子化したから読んでよ」って差し出されても、データのダウンロードに時間がかかったり、デバイスや読み方までも制限してしまうようなやり方はどうかな？と。</p><p>もちろん媒体によっては、Wiredのような電子カタログみたいな展開もあるでしょうから、それをまるっと否定しているわけではありません。内容によって出し方を考えた方がいいよ、ってことです。いくら効果測定ができたとしても、露出の少ないコンテンツには広告だって出したくないでしょう。見られるか見られないかもわからないのに。</p><p>読んでほしいものなら、誌面のデザインにこだわるのと同じようにこういった電子デバイスに向けたコンテンツの作り方や見え方にもこだわってほしいなぁ…と。安かろう悪かろうってのを掴ませないでいただきたく（ちゃんと対価は払いますからｗ）。</p><p>電子書籍市場を活かすも殺すも提供側の考え方次第です。過去何度も失敗したことを思い出してくださいね（笑）。</p><p>一応こんな業界の端っこで生活してるので書いてみました。</p> ]]></content:encoded> <wfw:commentRss>http://blog.gaspanik.com/future-of-digital-publishing/feed</wfw:commentRss> <slash:comments>4</slash:comments> <xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://blog.gaspanik.com/future-of-digital-publishing" /> </item> </channel> </rss>
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