OGOの作品のできるまで – 撮影編 –

さて、今回参加させていただいたOGOの写真アートコンテスト。
締め切り間際での作品作りになったのでどうしようかと正直悩みました。参加表明するとサンプルボトルを送っていただけたのですが、時間もないので近場の紀ノ国屋で調達することに。とりあえずブツを入手してから、どんなものしようかも決まってないけど念のため一旦冷蔵庫に入れておきます(冷蔵庫から出してしばらくすれば水滴が全体に付くので、霧吹きでなんかやるよりは全然よい)。

in a fridge

「冷蔵庫の中に入れて、超広角のレンズで庫内を撮るかなぁ…」とか「晴れた日に自然光を活用してボケ入れながら撮るか?」なんてことをいろいろ考えました。朝の光を使いたくても最近はあいにくの空模様、タイミングを逃すと青空に面会できません。

で、結局落ち着いたのが「水に落とそう」という誰もが考えつくこと…。

必要な道具を調達する

そうと決まれば、とりあえず落とすためのガラスの容器が必要です。東急ハンズにいき、水槽を捜したり台所用品の中でガラスのボウルや容器などちょうど収まりのいいサイズのものを捜したりしましたが、一番使えそうなのは大型のサラダスピナーの外側の容器…(一個3,000円ぐらい)。「ガラス製の鍋みたいな容器買っても、これ何か使うか?」とか「こんな大きなサラダスピナー買っても、おれ一人だから意味ないな」とかいろいろ考えながら、他に何かふさわしいものがないかフロアをウロウロ。

そこでバー用品のコーナーでついに発見、素敵アイテム。
アクリルでできたワインクーラー(お値段1.500円也)。これはあって困るものではないし、そこそこ大きくてワインと氷入れるから深さもあります。OGOのボトルも2〜3個ぐらいは余裕で入る。ということで購入決定。

equipment

次の問題はいつどこで撮るか

前述したように最近は曇り空のオンパレード。ワインクーラーを調達した日は晴れてたけど、購入したのは夕方遅く…、もう無理(青空をバックになぁと思っていたのですが)。うちは照明なんかの撮影機材はないに等しい(太陽光に近いスポットはあるけども)し、そもそも室内でやったらその辺水浸しだし(笑)。

で、翌朝起きてからカーテンを開けるも曇天…。でも、ひらめきました。
曇ってるってことは、空は全体的にグレー。決して暗いわけではないので、曇天の空をバックに撮って空飛ばしちゃえば、グレーも白になるという単純なことに気付くわけです(撮影で使うペーパーとかでっかい白い布とかないし…、というか買えという話)。透明感を出すんだったら、多少飛び気味ぐらいがちょうどいいだろうと。

そうと決まったらベランダへ出て撮影準備

とりあえず三脚にカメラを固定します。今回はD300にコシナのVoigtlander Nokton 58mmのレンズの組み合わせにしました。ありものの木製のテーブルの上に水を張ったワインクーラーを乗っけて…、下からなめるように水面を入れて…と。

ここで気付きます。ベランダはどこの家庭もそうですが、ちょっと柵というか仕切りが高いから微妙に映り込む。そして、我が家はちょっと方向を間違えると、隣家の竹林とか電柱が入ってしまいます。そして、木製のテーブルの上にそのままワインクーラーを置いては、水面などにその模様が反射するのです(笑)。

setting

というわけで、こんな感じでセッティングしたものを変更します。
障害物が入らないように段ボールで一段上にもちあげて、段ボールやテーブルの色が映り込まないようにワインクーラーとの間にコピー用紙を数枚おきます(ビニール袋もあったな 笑)。

さて、撮っちゃうよ

テストでファインダーを覗くと、「おお、いい感じ」。
あとはワインクーラーの中にOGOのボトルを落とすだけになりました。リモコンシャッターも持ってないし、10秒のセルフタイマーにして、タイミングをあわせて落として撮ります(原始的 笑)。あまり高い位置からだと水が飛び出しますし、タイミングも合わせづらいのでギリギリで。しかも、落とすってことはそれなりにスピードがあるので、遅いシャッタースピードでは被写体ぶれを作り出すだけです。

瞬間をキレイに切り取るなら照明あててバシッと撮るのがいいわけですが、機材もないならないなりの頭を使います(笑)。そこで適正露出で絵としてキレイに撮るのではなく、シャッタースピードをぶれない程度に固定して撮ることにします(といっても、マニュアルで被写界深度も深めに)。

多少暗くても後からいくらでも調整できるので(RAWで撮りますからね)、ここではそんなことは気にしません。何より今回は「写真アート作品」なわけですから、少なからず手を入れて補正なり加工することを前提に考えてましたので。

数回のテストを繰り返して設定を決め、いざ本番です。

シャッタースピードは「1/125秒」前後、F値は「5〜11」ぐらいで

「ピ、ピ、ピ、ピ、ピピピピピ」「ポチャン」「カシャ」、何十回繰り返したでしょうか。如何せん水の中、一個のボトルはあらかじめ入れてありますから、それに落としたボトルがぶつかってどう動くかは予想はできません。

「落としては撮り」を何十回も繰り返しながら10枚ほど候補を残し、あとはパソコンの画面でチェック。「ロゴが見えない」「バーコードが正面」「片方は良くても片方が変な方向いてる」「屈折するから丸いボトルが丸に見えない」などダメ写真を大量生産することに。ボトルの問題だけでなく、水滴の飛び具合もありますから、撮った写真をみては同じ作業をやり直してトータル20枚ほどの候補ができました。

そんなこんなで選び出した写真を補正する作業に入っていくのであります。
補正編に続く)

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