サクラの花を明るく撮るにはこうするアルヨ

木蓮やサクラの花も咲き始め、いよいよ春がやってきた感じがする今日この頃、iPhoneや携帯電話のカメラ、新調したコンパクトテジカメやデジタル一眼などを持って写真を撮りに行こうと画策してる人も多いかもしれません。Instagramなんかを見ていても、春の花の写真のオンパレードになっています。

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で、背景に空が入ってるサクラなんかをカメラのオート設定そのままおまかせで撮ったら実際の見た目よりも極端に暗くなってしまった。「あれれ?もっと明るいのにな…」みたいな経験ありませんか?

「プロの写真はあんなに綺麗なのに…、なんか良い機材を使ってるんだ!」みたいに思われるかもしれませんが、そうではありません(笑)。カメラや写真の特徴を知ってるか知らないかで、サクラの花の写真ひとつ同じカメラで撮っても大きな違いが生まれちゃいます。

手間とか特殊な技術を必要とせずに、サクラを明るく綺麗に撮れるに超したことはありませんね。ということで、簡単にサクラの花を綺麗に撮るコツを紹介しましょうね。ちなみに今回の花の写真は、NikonのP300というコンパクトデジカメで撮影しています。

そもそも、どうして暗く撮れちゃうのか

背景にある空や太陽とサクラの花のコンビネーションは、カメラのオート設定のまま何も気にせず「パシャ」だとまともに撮れません。擬似的にちょっと作ってみましたが、きっとこんな感じになるでしょう。

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オートで何でも撮れる今どきのカメラというのはお利口さんなもので、写真の露出を適正な値(というか状態)にして記録しようとします。

暗いところで撮影すれば、明るくして被写体がよく見えるようにする。明るいところなら被写体が白飛びしないように露出を抑える。カメラは、被写体周辺の明るさを自動的に判断(測光)し、シャッタースピードや被写界深度(ピントのあう範囲)を調整して適正な露出になるようにしてくれちゃってるわけです。

空とサクラの写真の場合、太陽の日差しと白というか薄いピンクの花、それに桜の枝だったりがフレームの中におさまってるでしょう。人間が思ってる以上にこれらの組み合わせは明るいんですね。で、適正露出にしようとカメラががんばっちゃうから、自分の見た目以上に暗くなってしまう。

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細かい話はし始めると難しくなるのでしませんが、とりあえずこの写真右上の「ヒストグラム」のトコをみてください。適正露出と呼ばれている状態は、この色の付いた山が左のシャドウ(黒)と右のハイライト(白)の間に満遍なく行き渡っている状態のことをいいます。

空とサクラの写真をパシャッと撮っただけでは、写真的(データ的)には適正露出になってるだけで、実際はどうなってるかというと上の写真みたいに白飛びしないように全体が調整されているというわけです。

でも、人の見た目に近づけるというか、より空を明るくサクラの花をクリアにするには、この山が右側によった状態(明るい状態)にしなければなりません。撮影する段階で全体的に右側によった明るい状態になるようにできれば、今までの暗い写真にはおさらばできるのです。

サクラを撮るときは、露出補正で明るくしてしまう

今どきの携帯電話のカメラやデジカメの類には「露出補正」という機能が付いています(iPhoneにはありません 笑)。ボタンとかメニューのマークは、黒と白の「+/ー」みたいなプラスとマイナスになっています。この露出補正ってのは、撮影段階で調整される写真の明るさを意図的にコントロールするものです。

空とサクラの花を一緒に撮る場合は、この露出補正を「+」側にシフトさせて撮影します。露出補正の段階(ステップ)はカメラの機種などで異なりますが、「+1/3(0.3)〜+1(1.0)」ぐらいの間で調整すれば良いでしょう。状況によっては「+1」まであげると、明るすぎて花びらが白飛びする場合もあるかと思うので、そのあたりは適時調整をしてくださいね。

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すると普通にシャッターを押しただけでも、ヒストグラムの山が全体的に右側にシフトして明るく撮れます。これなら後からあれこれ補正する必要もありません。

明るい場所をそのままにとるなら「+」側に補正、暗い場所を暗いままとるなら「ー」側に補正、それさえ覚えておけば大丈夫です。

※ここ1〜2年で発売されたコンデジや一眼には、ダイナミックレンジ補正やHDRといった機能が付いていて、明暗差の激しい場所での撮影も綺麗に撮れるようになっているかもしれませんね。

iPhoneの場合はどうしたら…

前述したようにiPhoneには露出補正の機能は付いていません(新しいのにはHDRの機能がありはしますが)。iPhoneの場合は、自分の意志で露出調整ができるカメラアプリを一個入れておくと良いです。

有償のアプリの中には、ピントの位置とは別に「被写体の中でどこを基準に露出を調整するか」を自分で指定できるものがあります。有名どころでは、「Camera+」「プロカメラ」あたりでしょうか。

Camera+の場合は、ピントの場所をタップしつつもう一本の指で明るさの基準を選びます(一回タップして+ボタンを押しても出てきます)。プロカメラの場合は、エキスパートモードにしてピントの位置をタップして決定し、中に表示される黄色い枠をドラッグしましょう。

被写体の入ったフレームの中でもっとも暗そうな部分を拾えば全体が明るく調整されます。空とサクラの花のコンビネーションを撮るのなら、サクラの枝や影の部分が暗いとこを見つけて露出決定すれば全体的にちょっと明るくなるんではないでしょうか。是非お試しあれ。

露出補正、たったこれだけ覚えれば、あなたのサクラも変わります。

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